第55期を迎えるにあたり

踏みだそう!あらたな一歩~輝く笑顔のために~
私たちを取り巻く環境は、ウクライナへの軍事侵攻を発端としたロシアへの経済制裁の影響による物価高騰や国内においてはコロナウイルスの第7波による感染拡大の収束の見通しがたたないことなど、いまだ景気の先行き不透明感は拭えない状況が続いています。また、半導体不足や部品供給の停滞による減産の影響で納期が長期間になるなどトヨタ系販社においても厳しい状況が続いています。
このようななか、7月には新会社名が「ウエインズトヨタ神奈川」となることが発表され、いよいよ2023年1月には横浜トヨペット、トヨタカローラ神奈川、ネッツトヨタ神奈川の3販社が融合し4000人を超える仲間とともに「第二の創業」を掲げて新会社がスタートします。
一社化することで、より強い企業となる一方、社風・文化やオペレーションの違いなどから、いままで以上にさまざまな問題・課題がでてくることが予想されます。これまで各社が育んできた社風・文化の良いところは大切にしつつも、変えるべきものは変えながら、それぞれの職場で起こる問題・課題を確実に解決へつなげるよう労働組合としての役割を果たしていきます。
今期も「踏みだそう!あらたな一歩~輝く笑顔のために~」をスローガンに掲げました。
私たちにとって、一社化という誰もが経験をしたことのない大きな変化を目前に控え、環境が変わることや将来に対して不安を感じることもあると思います。このような時だからこそ「変えること」「変わること」の大切さを全員が理解し、一人ひとりが勇気をもって新たな一歩を踏みだすことが大変重要になります。
そのためにも組合活動の原点である「組合員一人ひとりの声」に丁寧に耳を傾けることをこれまで以上に大切にしていきます。また電話、メールだけでなくSNSなどを有効活用し相談しやすい環境を整えるとともに、積極的に職場訪問を実施し、ひとりでも多くの現場の声をあつめ、その「組合員の声」をもとに会社側に意見・提言をしていきます。くわえて、コンプライアンス違反の撲滅や労務管理の徹底はもとより3販社で統一が図れていない制度などについても労使でさまざまな観点で議論を重ね、一人ひとりが安心していきいきと働くことができ、やりがいを持てる職場環境の醸成へとつなげていきます。
最後に、今期の活動のなかでも大きな取り組みである組織拡大についてです。
労働組合としては、3販社の融合を機にトヨタカローラ神奈川、ネッツトヨタ神奈川の社員の方々にも仲間になっていただき、ともに組合活動をすすめていくことで真の融合を図っていきたいと考えています。すでに会社側および各社の社友会には組合の組織拡大について理解をいただいており、社員の方々には順次、労働組合についての説明を進めていく予定となっています。 今期も組合員とその家族の幸せ、新たに仲間になる組合員のため、そして「労働組合があって良かった」と実感してもらえるよう全力で取り組んでまいります。